三種の神器-STEP5-

「実績がない…」「自信がない…」「大丈夫…？」
ストーリーブランディングに実績は必要なし

「ブランディング」の話になると、かならずいただく質問があります。
それが上記の「実績がない」「自信がない」というもの。
結論を言ってしまうと…
大丈夫です。

STEP4でもお伝えしましたが、ストーリーブランディングの本質は「生きてきたストーリーでブランディングする」ということです。
ですから、生きてきた歴史自体が実績です。

もちろん数字面での実績があればあるだけ良いです。が、それは本質ではありません。

安心して、ストーリーブランディングに取り組んでください。

そもそも“ストーリー”とはなんなのか？
定義が2000通り以上あるストーリーの秘密

「ストーリーってなんでしょう？」
この質問に答えられる人は非常に少ないです。

それもそのハズ。
「ストーリーの定義」を調べると、わかる限りで2,000通り以上の定義が見つかりました。
もちろんこれはさらに多く、「調べられただけで」ということです。2,000通りを超えた時点で「調べることに意味はないな」と判断しました。

とくに、ボクたち起業家に必要なのは「ただのストーリー」ではなく「見込み客をファンにし『会う前から申し込むつもりでした！』という言葉を引き出すストーリー」です。
その結果を引き出すためのストーリーを、ボクは専門家としてこう定義づけています。
「登場人物が困難を解決するためにコンテンツとの出会いを通して努力した物語」
これがひとり起業家に必要なストーリーの定義です。

この定義に則ったストーリーをつくることができれば、ひとり起業家にとってセールスが不要になるブランディングがつくられるということです。

ストーリーブランディングを導き出す
“４つの質問ワーク”

「ストーリーをつくるのって難しそう…」
そういうお声もいただきます。

「カンタンですよ！」と言いたいところですが、そのとおりです。
確かにストーリーをつくるのは難しいです。
文脈の構成、単語のセレクト、どのエピソードをピックアップし、どのエピソードはあえて語らないのか…
ストーリーをつむぐことは無限の分岐点のなかでたった1本の道を選ぶことに似ています。
(そして、そもそも「正解」というものがない分野ですから、体系化すること非常に困難であると言えます)

が、「比較的カンタンにストーリーをつくる方法」というものは存在します。
これはボクが独自に「ここのポイントが重要である」という部分を切り取り、フレームワーク化したものです。

それを「４つの質問」としてお伝えしますので、ぜひ役立ててください。

あなたがお勤めではなく、わざわざ起業の道を選んだ理由はなんでしょうか？
「夢だったから」というポジティブに聞こえる理由でもいいですし
「そうせざるをえない状況にあった」というネガティブに聞こえる理由でもいいです。
ちなみにストーリーにポジティブもネガティブもありません。両方とも、ボクたちの人生を彩るドラマだからです。

人の人生が変化を起こすときには、かならず出会いがあります。
たった１冊の本かも知れませんし、1人の人かも知れません。

あなたが今、大事にしているコンテンツとの出会いもそれにあたることもあります。

あなたがその出会いの前、どんな困難な状況にあったか？
ここで重要なのは「状況」と「心の声」です。
困難な状況に立ち向かうことがストーリーのキモになります。
しっかり書き込んでいきましょう。

そしてそれらの出会いを通して、どんな変化がおこったのか？
もちろん数字面での変化でもいいですし、環境面、精神面、状況面、感情面…さまざまな変化の種類があります。
ここで表すのは「成長」です。
人は成長に心が動く生き物ですから、この変化であなたのストーリーブランディングをしっかりと構築していきましょう。

優れたストーリーはセールスを不要にする。

ストーリーブランディングを構築することができれば、あなたはあなただけの“戦わないブランド”を手に入れることになります。

それはあなたのコンテンツに唯一無二の信頼を裏付け、「会う前から申し込むつもりでした！」というファンを集める結果につながります。

有名なドラッカーは「優れたマーケティングはセールスを不要にする」と言いましたが、はばかりながらボクは「優れたストーリーはセールスを不要にする」と言わせていただきます。

あなたのストーリーが世の中の希望となることを信じています。
ぜひ、あなただだけのストーリーブランディングを完成させてください。

次の、STEP6では
「月収50~100万円を生み出すマーケティング」について